
フィレオフィッシュの白身魚について「深海魚が使われているらしい」という噂を耳にした方は多いのではないでしょうか。
結論としては、この噂は事実ではないことが分かります。
マクドナルドの公式見解では、日本で販売しているフィレオフィッシュに使用されているのは、アメリカとロシアで獲れたスケソウダラだけだとされています。
この記事では、「深海魚」という都市伝説がどのように拡散したのか、実際に使用されている魚種は何か、そしてマクドナルドが原料選定にこだわる背景を整理します。原料の情報が明らかになると、消費者としての安心感が高まりますね。
使用されている魚種とその産地
マクドナルドの公式見解では、フィレオフィッシュの原料について次のように記載されています。
「アメリカ、ロシアで獲れたスケソウダラだけを使っています」
スケソウダラ(スケトウダラ)はタラ科に属する白身魚で、日本ではかまぼこやちくわの材料として広く利用されている身近な魚です。
産地は以下に示す海域に限られています。
- アメリカ(ベーリング海)
- ロシア(オホーツク海)
これらの海域はスケソウダラの主要な漁場とされ、資源管理が適切に行われている海域です。 そのようにしっかり管理されているのを知ると、安心感が湧きますね。
マクドナルドは単に「スケソウダラを使っている」だけでなく、「資源枯渇が起こらないよう、漁業資源の持続可能性に配慮し、上記の海で獲れたものだけを使っている」とも説明しています。
日本マクドナルドはMSC認証(海洋管理協議会が行う持続可能な漁業の認証)など、環境配慮型漁業に関する認証を取得しており、原料調達において環境への配慮を重視していることがうかがえます。
「深海魚」という都市伝説が広がった理由
では、なぜ「フィレオフィッシュには深海魚が使われている」という噂が広がったのかを見てみましょう。
この噂が生まれた背景には、複数の要因が組み合わさっているのです。
海外のフィッシュバーガーとの混同が要因
海外の一部地域では、フィッシュバーガーにメルルーサやホキなどの深海魚が使用されることがあります。
このような情報が日本へ届く過程で、「海外=日本も同じ」という誤解が生じたと考えられます。
実際には、日本マクドナルドの広報が「日本のフィレオフィッシュパテは100%スケトウダラ」と明言しており、国内向けのフィレオフィッシュにはほぼ全てスケソウダラが使用されています。
「安価な白身魚=正体不明の魚」というイメージが広がる
ファストフードの低価格メニューに対し、「安いということは、よく分からない魚を使っているのでは?」という不安を抱く人は少なくありません。私もそのような懸念を見かけることがありますが、実際の原料は公式情報が確かです。
「安価な白身魚=よく分からない深海魚」というイメージが、根拠のない噂を広める土壌となったと考えられます。
Q&Aサイトや掲示板での拡散が影響
2000年代から2010年代にかけて、Q&Aサイトや掲示板で「フィレオフィッシュの魚は何?」という質問が度々投稿されました。
その中で、「メルルーサじゃない?」「ナイルパーチって聞いた」といった曖昧な回答が混在し、未確認情報が事実のように広がっていったと考えられます。
SNSの普及で、こうした情報はさらに拡散しやすくなり、「フィレオフィッシュ=深海魚」という都市伝説として定着してしまいました。
マクドナルドがサステナビリティに注力する背景
マクドナルドは公式な返答で、単に「スケソウダラを使っている」という事実だけを指摘しているわけではないと強調しています。
公式資料では次のように示されています。「資源枯渇が起こらないよう、漁業資源の持続可能性に配慮している」
この記述が、消費者の間で「そこまで考えられてたの!?」という反応を呼び起こしているのです。
世界的なファストフードチェーンであるマクドナルドは、膨大な量の魚を調達しなければなりません。
このため、特定の魚種を過剰に捕獲すると、海洋資源が枯渇したり生態系に悪影響が及ぶことが懸念されます。持続可能な漁業の必要性を改めて実感します。
マクドナルドがベーリング海とオホーツク海に産地を絞っているのは、資源管理が徹底された海域から仕入れることで、長期的に安定した供給を確保しようとしているためと考えられます。
MSC認証の取得も、持続可能な漁業への取り組みを第三者機関が認定したものであり、企業としての社会的責任を果たす姿勢の表れと言えるでしょう。
ネット上でどんな意見が寄せられているのか
今回の公式回答に対し、ネットでは多様な反応が広がっています。
フィレオフィッシュって深海魚じゃなかったんだ!普通にスケソウダラなのか。なんか安心した
Xの投稿より
マクドナルドがMSC認証まで取ってるの知らなかった。そこまで考えてたのマジか…
Xの投稿より
噂を信じていた方々からは、「スケソウダラという身近な魚だったことに安心した」という意見が多数寄せられています。
一方、持続可能性への配慮に関しては、「そこまで考えていたとは知らなかった」という驚きの声が目立ちます。環境への関心が高まっているのを実感しますね。
スケソウダラって、ちくわやかまぼこの原料だよね。普通に日本人が食べてる魚じゃん
Xの投稿より
スケソウダラが日本の練り物の主要原料であると指摘する意見もあり、「得体の知れない魚ではなく、むしろ身近な魚だった」という認識が広まっています。
しかしながら、一部には以下のような意見も見受けられます。
海外では違う魚を使ってるって話もあるけど、日本だけスケソウダラなのかな?
掲示板の投稿より
海外と日本で製品仕様が異なる可能性については、依然として疑問を抱く人がいるようです。
実際、一部の情報では海外でホキなど他の白身魚が使用されるケースがあるとされ、日本向けの記事では「スケトウダラやホキなどの白身魚」と表現されることもあります。
とはいえ、日本マクドナルドの公式見解は明確に「スケソウダラのみ」であり、この点については疑いの余地がないと言えます。
これからの注目事項とまとめ
公式の回答により、フィレオフィッシュに深海魚が使用されているという噂は都市伝説であると判明しました。
実際に使用されているのは、米国とロシアの特定海域で捕獲されたスケソウダラだけです。
噂が広まったのは、海外との混同や安価な白身魚への不安、さらにネット上で未確認情報が拡散したことなどが重なった結果です。
さらに、マクドナルドは資源の持続可能性を考慮しています。MSC認証を取得するなど環境保護に取り組んでいることが、今回の議論で再び注目されました。
フィレオフィッシュは、単なるファストフードメニューではなく、原料調達の段階から環境や資源管理に配慮されている商品と言えるでしょう。
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